プラグから火花が出ない

車&バイクのトラブルシューティング

イグニッションキースイッチ エンジンストップスイッチ(バイク)

イグニッションスイッチ(キースイッチ)がOFF エンジンストップスイッチがオフやこの2つの接点不良古くなってくると コネクターなどが接触不良を起こしていることもあるので 断線をチェック 

クラッチを踏んでいない(握っていない) ニュートラルに入っていない

クラッチには安全機構が付いているものがあり クラッチのスイッチが作動しないと(踏まないともしくは握らないと)エンジンが始動できないものがある スイッチが故障していれば交換が必要 

バッテリーあがり

バッテリーが弱っていたりすると スパークプラグの火花も弱くなります しっかり充電しましょう 最低12.5V以上が必要です 何度充電しても最低電圧にならない場合は交換が必要です 

スパークプラグの汚れ 損傷 ギャップ調整不良

プラグの汚れを取ること 決して金属ブラシを使わないこと 電極を痛めます 柔らかいブラシを使い それで取れない様であれば新品に交換する 
プラグの締め付けは規定トルクもしくは説明書に記載されている方法で締め付けること 左のプラグのガスケットは潰れてしまっている この様な状態のプラグは再使用してはいけません 圧縮漏れの原因となります 

プラグキャップ プラグコードの不良

キャップの中に金属があり 損傷すると 電気がリーク(漏れ)して正常にスパークプラグに電気が流れなくなり火花が弱くなる 
プラグコードも同じ 

スパークプラグキャップのショート 接触不良

雨の日に不調になるのはシール キャップなどの不良 
晴天時でも火花が弱い場合はコネクタやケーブルコネクタの不良が多い 

スパークプラグの熱価の不適

プラグを外し 電極部分が黒くなっていれば 熱価が高すぎ
白くなっていれば 熱価は低すぎ
茶色になるようにプラグの番数をチョイスする事 
これだけでなく 燃料が濃かったり 薄かったりで電極部分が黒くなったり白くなったりするので 見極めること 

ICイグナイタ-の不良

ICイグナイタ-のチェックが出来るものはメーカーからトラブルシューティングのFAXをもらいテスターにて抵抗値を計測する 
専用のテスターが必要な場合もある このイグナイタ-が不良の症状

  • エンジン始動出来ない
  • エンジン始動後10~20分ほど走行するとエンジンが止まる
  • エンジンが始動出来たり出来なかったりする
  • エンジンがボコつく等

クランクシャフトセンサーの不良

クランクシャフトセンサーの不良 キャブ車などはクランクが回転することで 点火時期を調整しているものもある 

イグニッションコイルの不良

気筒であれば このコイルが2個あります このコイルで電圧を上げてプラグから強い火花を飛ばす仕組み これが壊れると火花が弱くなったり 飛ばなかったりします 
ダイレクトイグニッションの場合は一つずつ点検する必要があります プラグキャップを一つずつ外し火花が飛ぶかを確認すること 

ニュートラル スタータロックアウト サイドスタンドスイッチ

ニュートラル スタータロックアウト サイドスタンドスイッチ(バイク)は安全装置です ギヤが入った状態でエンジンがかからないようにするのがニュートラルスイッチ スタータロックアウトスイッチはクラッチを握らないとエンジンが始動しないスイッチ クラッチを踏まないとエンジンが始動できないようにしているものもあります バイクの場合サイドスタンドを出したまま走行出来ないようにするのがサイドスタンドスイッチ 各場所にスイッチがあるので 導通をテスターで確認 

配線のショート 断線

多くの場合 カプラーの接続部分がサビて断線やショートが多い 配線図を入手してテスターを当てて見つけること 配線を手で動かしてみてニュートラルスイッチのランプが点灯したり消えたりすれば その箇所の断線を見つけやすい 根気強く探しましょう 

ヒューズ切れ

ヒューズの確認 ヒューズが切れていれば交換するが 何度も同じ様にきれるのであれば 過電流なので原因を探しましょう ヒューズが切れるかと言って大きいサイズのヒューは付けないこと 過電流が流れ電装系が全て損傷する事があります