オイルフィルターが原因で焼き付き

オイルフィルターによっては油圧低下を起こすものもあるので要注意

オイルフィルターが原因でエンジンが焼き付いてしまう事例がある

オイルフィルターは人間で言うと腎臓の様なものです 汚れたオイルを濾過し綺麗なオイルをエンジンに送り込むものです  

オイルフィルターには様々な種類が用意されています 高価なものから安価なものまでありますが さてどれを選んだら良いのでしょう?

選び方によってはエンジンのレスポンスが悪くなったり 燃費が悪くなったり 最悪の場合エンジンが焼き付いてしまう事もあります 

ここではどうしてその様なことが起きるのかを説明していきたいと思います 

エンジンオイル漏れ

考えられる原因

リリーフバルブ径の大きさが問題 

 通常の絵エンジン回転数ではフィルターを通って濾過されます フィルターの目が小さいほど汚れをとってくれるのは間違いないと思います 小さすぎると今度は濾過できなくなってしまいます なぜならフィルターの目を通り抜けられないオイルはリリーフバルブというフタが開き そこからオイルが直通で流れてしまうからです

この事が悪い訳ではありません 必ず必要な機構です では何が問題なのか?小さすぎる目のフィルターはオイルが通過する事自体が抵抗になりますので 汚れをよく取るというのは考えものという事 フィルターの目が大きなものはそれはそれで金属片が通過してしまうので 問題 適度に小さく 適度に大きいものが望ましい 

ここまでは誰もが考えつく事でしょう そこで落とし穴 それがリリーフバルブの直径 この直径が小さいものがある様です オイルフィルターは常に濾過されている訳ではなくて 低回転時にフィルターを通過して回転が上がるとリリーフバルブが開き直通で流れますが このリリーフバルブの直径が小さいとオイルが流れにくくなって 油圧が低下してしまいま 

油圧は大変重要で オイルの流れる量にも関係していますから オイルの流れる量が少なくなると 燃費 レスポンス 最悪の場合焼き付きとなる場合もあります 

オイルを交換してから燃費が悪くなったり レスポンスが悪化したら オイルフィルターを疑った方がいいかもしれません 

さてどんなオイルフィルターが良いのでしょうか? それは純正のオイルフィルターが一番だという事です あらゆる新型のエンジンや旧車であってもメーカーの作り出したオイルフィルターは 燃費やエンジンの性能を最大限に発揮できる様に設計されているからです

ドレインボルトの鉄粉

鉄粉を取るボルト

オイルパンにドレンボルトが取り付けられています 磁力を持ったドレンボルトもありますね これはこれで良い事だと思いますが これで鉄粉全てが取れるわけではありません 

磁石に付くのは鉄だけです エンジンは鉄だけで出来ているわけではありませんよね 摩耗する部分は鉄なのでしょうか?

メタル

磁石にくっつくのは鉄ですから コンロッド  クランクシャフト カムシャフト  シリンダーです 

ベアリングはアルミ合金で出来ているものなので 摩耗して削れてもアルミの粉が出るだけです 磁石にはくっつきません

ボルトに付着している鉄粉はクランクシャフト ピストンリング カムシャフト  シリンダーこれらの摩耗と考えられますね 

鉄粉が出るエンジンオイルは摩耗しているという事

そもそも鉄粉が出てしまうオイルはエンジンの保護性能が低いのかもしれない

オイル交換時に汚れたオイルの中を見るとキラキラした金属片が見える事があります これって金属が削れない限り出るはずがありません つまり摩耗しているわけです オイルフィルターの中にはもっと沢山の金属粉がたまっている事でしょう その様なエンジンオイルが本当にエンジンの摩耗を防いでいると思いますか?

オイル交換の時に金属粉が出ないオイルこそがエンジンの保護性能がわかる事だと思います エンジンの摩耗を防ぐRIZOIL GT-RSシリーズ

絶版車を維持するために